◎漢方の胃腸病対策


まず、訴えの多い胃腸病の症状に対する対策を考えてみますと、次のようなものがあげられます。

しかし、胃腸病体質を改善するためには、現在の症状を楽にするだけの
一時抑えではなくて胃腸の働きから整えることが必要です。
◎胃腸の病と漢方の陰病・陽病

漢方には、病人の病気の状態を陰病(機能の衰退状態)又は陽病(機能の亢進状態)に分けて
薬を正しく使うという考え方があります。これを活かして、病人の胃腸の状態をつかみましょう。

●陽病の胃腸 ●陰病の胃腸

臓器が働きすぎている熱の状態


○胃酸過多で、出過ぎるたくさんの酸によって、胃に潰瘍や炎症を生じる。
こんな病人は苦いものが好き
  (身体は苦味を受けつけます)

○分泌から起こるのぼせが強い。下痢のあと気持ちがよい。
陽病にも二つのタイプがあります。

体力の充分ある人・・・陽病実証
体力のない人・・・・・・・陽病虚症


臓器の働きが怠けている寒の状態

○胃酸が少ないので、消化力が弱っている。
こんな病人は辛いもの・甘いものも好き
  (身体は刺激や補養の策を求めます)


○分泌から起こるのぼせが強い。下痢のあと気持ちがよい。

陰病にも二つのタイプがあります。
体力の充分ある人・・・陰病実証
体力のない人・・・・・・・陰病虚症


一方、神農本草経という漢方に関する書物の中には、

「治寒以熱薬、        
                   
治熱以寒薬」
云々とあります。

これは、寒(機能衰退している)状態には、熱薬(温めてやる薬)を用い、
熱(機能が亢進している)状態には、寒薬(冷やしてやる薬)を用いればよい
ということを意味しています


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