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女性にとって「更年期(45才から55才位まで)」というのは難しいお年頃です。 元々、女性は生理によってひと月の間でも、心と身体が揺れています。 それが生理のない安定した心と身体に変わろうとする時に乱気流に巻き込まれてスムーズに着陸できないのです。 それが「更年期障害」といわれるような色々な症状として現れるのです。 ホルモンの乱れが、心と身体に影響を与えているわけです。 そして、もっとやっかいなことは、ご自分の心と身体が制御不能に陥っている時に、人生の一大事が襲いかかってくることなのです。 ![]() それは、例えば、ご主人の退職であったり、子供さんの就職、結婚。おじいちゃん、おばあちゃんの介護。 こういうことがちょうど、女の方の更年期といわれる時期に、ピッタリと当てはまるのです。 ご自分の身体でさえ持て余している時に、これでもか、これでもか、と、人生の荒波が押し寄せるのですから、プッツン来るのも当然です。 ご自分の処理能力を超えてしまうのです。 そして、さらにやっかいなことは、それを誰も分かってくれないと云うことです。 まず、旦那様。 残念ながら、普通の男は、女性の「生理」ということが、ほとんど念頭にありません。 ありがたいことに、私は普段に店頭で女性の生理について毎日お客様とお話ししていますので、妻の変化に気づきやすい立場にあります。 例えば、あることについて二人で話をしていて、いつもだったら笑って済むようなことに、妻が変に絡んできて、そのまま行くと別れようかと云うところまで話が飛躍する時があります。 そういう時に、私はピンと来て「もうすぐ生理ね?」と聞くと必ず、生理中か、もうすぐ生理と云う時です。 そういう時には、「その話の続きは生理が終わってからにしよう」といって話を打ち切ります。 そして、しばらくすると、元々そんなに大した話ではなかったのですから、そのまま、立ち消えになってしまうのです。 普段、女性にしては穏やかなうちの奥さんでさえそんなことです。 残念ながら女の方はその時には自分でも気が付かない内に、生理のせいで、ちょっと心が倒れているわけです。 知らない内に、神経過敏になってしまったりしているわけです。 自分でも分からないのに、ましてや、他人に分かるはずもなく、思い悩むことが多いのは当たり前なのです。 又、同性である女性。 本当は、自分でもそうあるはずだから、同じ悩みを持つ者として理解できそうなものですが、これが又、残念ながら分かり合えないことが多いようなのです。 ![]() まず、ご実家のお母さんに話しても「自分たちの若い頃はそんなことはなかった。甘えているんじゃないの」と言われてしまって怠けているように思われる。ましてや、お姑さんなんかに言ったらなおさらですよね。 元来、女性はがんばりやさんです。 男ではまねが出来ない位、疲れ果てた心と身体で頑張っています。 ただでさえ、自分にムチを当てて頑張っているのに、実家の母にまでムチを当てられたら、誰でもへこみますよね。 そこで、お友達に話しても、お一人お一人症状が違うものだから、自分の体験談を話すだけで、残念ながら、問題の解決にはならないことが多いようです。 そして、的はずれの健康法を教えてもらって、ますます悪くなると云うパターンが多いようです。 ということで、女性の場合、更年期障害にしても、自律神経失調症といわれる症状にしても、同性である女性が話し相手や問題解決の手助けになるどころか、返って、足を引っ張ることになることの方が多いようです。 というわけで、誰も相談相手にならないのです。 それなら、どうしたらよいのか。 その答えは、どうして更年期障害が起きるのかを考えてみたらよいのです。 更年期障害は、今まであった生理が、無くなって、安定した身体にうまく着陸出来ないことから来る症状です。 とすれば、いっときでも早く、なだらかに着陸させてあげればよいわけです。 うまく着陸できないからと云って、具合が悪いからと云ってホルモンを補充すると、その時には、気分も身体の調子も良くなるかもしれませんが何時までも続けられるものでもありませんし、本来の状態とますますかけ離れてくるのでそれはそれで、又別の問題が生じてくるのです。 そこで登場するのが、漢方薬です。漢方薬は、無理なく、本来のあるべき状態に戻してくれます。 あるべきものはあるように、無くなるべきものであれば無くなるように。 それが本来の姿なのです。 生理のことは、女でないと分からないと思われるかもしれませんが、先ほども書きましたように、自分の経験に基づかない客観的な判断というのが返って女性に現れる症状を考える時には大事なのではないかと思います。 |
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