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11−1 やけどが起こっても慌てない!
 やけどの発生は、冬に最も多く見られるのをご存じでしょうか。寒い時期は、暖房器具や熱い食べ物など、色々な熱源が身の回りに増え、やけどが起こる機会が多くなってしまいます。そこで、これからやってくるさむ〜い冬に向けて、やけどについての知識を深めておきませんか。
 一般にやけどというと、熱湯がかかったり、アイロンなどの高温のものに触れて起こると思いがち・・・。しかし、カイロや電気カーペットなど心地よい温かさを得られるものでも、知らないうちに「低温やけど」を起こす場合がありますから、油断は禁物です。
 では、実際、やけどが起こったらどうしたらよいのでしょうか。

○流水で冷やす
 
やけどが起きたら、まず冷やしましょう。冷やすことで痛みが和らぎ、やけどの進行を抑えることが出来ます。氷の方が効果的に冷やせそうですが、氷では皮膚のシワの中まではなかなか冷却できませんし、用意するのに時間もかかります。やけどが起これば、流水(水道水)で20〜30分冷やすのが一番です!
 ただし、乳幼児などでは冷やしすぎると体温が下がって悪寒を感じることもありますので、患部以外は保温するように努めてください。

○水疱(水ぶくれ)は破らない
 水疱の中には、皮膚の再生を助ける物質が含まれているため、破らないようにします。でも、破れてしまったら、中の液体を出し、水疱膜を患部に貼り付けましょう。水疱膜には、患部の乾燥を防いで傷を保護したり、痛みを抑える働きがあります。

○やけどの程度を判断する
 やけどの重傷度は、皮膚損傷の深さと広さで決まります。まず、広さを知るには、「手のひら計測法」が便利です。手のひらを面積は体表面接の約1%ですから、手の平を使うことで体表面積の何%がやけどを負ったか容易に見当が付きます。
 また、やけどの深さは、次の分類を参考に判断してください。

◆T度・・・ 表皮のみのやけど。皮膚の虹班と浮腫だけで、水疱(水ぶくれ)は出来ない。
◆U度・・・ 真皮にまで及ぶやけど。真皮の損傷の深さにより、さらに2つに分類される。
浅達型: 水疱が生じ、水疱のそこがピンクに見える。強い疼痛や灼熱感もあるが、1〜2週間で傷を残さずに治る。
深達型: 水疱の底が白く濁って見えるのが特徴。表皮の再生に3〜4週間かかり、痕がのこる。
◆V度・・・ 皮膚の全層ならびに皮下組織にまで及ぶやけど。患部は壊死を起こし、知覚神経も障害されるために痛みはほとんど無い。

U度のやけどが15%以上、V度のやけどが2%以上の場合には緊急を要する可能性がありますので、すぐに受診する必要があります。
 また、低温やけどは、ただの軽やけどと考えがちですが、実際にはそう簡単には治りません。多くの場合、皮膚の深いところまで達しており、治癒するのに、2〜3ヶ月、ときには半年以上かかることもあります。
 やけどをしたら、まずはやけどの原因(低温やけどかどうかの確認)、やけどの程度をまず確認しましょう。

いずれにしても慌てないことが大事です。


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