
| 2-4.風邪を早く治すために・・・ |
暦の上では春を迎えるこの時期ですが、まだまだ気温は低く、空気も乾燥した日が続きます。このような気候は風邪のウイルスに感染しやすいため、発熱やのどの痛み、咳や痰など、さまざまな症状に悩まされている方も多いのではないでしょうか。 風邪は人類が最も多くかかる病気と言われていますが、風邪をひくたびに長引かせていては、快適な生活が奪われて、つらい思いを強いられています。 風邪を少しでも早く改善するためには、身体を休めた上で、食事に気を配ることも大切です。 そこで今月は、風邪をひいてしまったときの食養生についてご紹介することにしましょう。 ◆風邪かな・・・と思ったら ゾクゾクッと寒気を感じて風邪かな・・・と思ったら、温かい料理などで身体を温め、抵抗力をつけるために栄養をしっかりととることが必要です。 この寒い時期には、冷えた部屋をも暖めてくれる鍋料理が、一番のおすすめです。 まず、鍋物に使われる肉や魚、豆腐などはたんぱく質が豊富に含まれています。このたんぱく質は、風邪ウイルスによって損傷を受けた部分を修復したり、免疫力を高めていく上で欠かせない栄養素です。 また、白菜や水菜、大根などには免疫力を高めるビタミンCが含まれていますし、春菊やほうれん草などに豊富なビタミンAは、鼻やのど、気管支などの粘膜を強くする働きをもっています。 ◆熱が出てきたときは 体温が1度上がると、基礎代謝エネルギー(生きていくために最低限必要なエネルギー)が約13%上がると言われています。つまり、風邪をひいて熱が出ると、エネルギーの消費量が増えるわけです。 そのため、できるだけ早く失われたエネルギーを補うことが必要になります。 体内に入って素早くエネルギーとして活用されるには「糖質(炭水化物)」です。糖質はお米やパン、めん類などで多くとることができますので、こうした食材を主食にしましょう。 また、発熱に伴って汗をかくと、体内の水分やビタミン、ミネラルなどが失われてしまいます。 たくさん汗をかいたときには、ビタミンやミネラルを含んだスポーツドリンクやお茶、果汁ジュースなどで水分を補給することも忘れてはなりません。 ◆のどの痛みや咳が出るときはのどが腫れているときは、食べものを飲み込むのがつらいものです。 そこで、豆腐や茶碗蒸し、ゼリー、スープなど、スムーズにのどを通りやすいものを選んで食べるようにしましょう。 一方、こしょうやからし、わさびなどの香辛料は、気道を刺激して咳などを誘発します。症状が出ている間は、香辛料は控えたほうが良いでしょう。 ◆食欲が落ちているときは 胃腸の働きが低下して、食欲が落ちてしまっているときには、食材にしっかり火を通して軟らかくするなど、消化の良い状態にして食べるようにします。 食物繊維の多い食材や脂っこいものなどは消化が悪いため避けるようにし、おかゆや雑炊、野菜を煮込んだスープなど、胃腸を大切に考えた食事をとるようにしましょう。 また、発熱で胃腸が弱って嘔吐や下痢などの症状が現れ、何も食べられない場合には、口当たりの良いものや飲みものなどで最低限糖質やビタミンの補給をしましょう。 風邪をひいても、忙しいからと無理をして、食事をおろそかにしては、こじらせることになってしまいます。 忙しい生活だからこそ、風邪を長引かせないよう、食事のことを大切に考えましょう! |
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