
| 3-1.長引く鼻炎症状の改善に・・・ |
春の訪れとともに、本格的な「花粉症」シーズンの到来。花粉症にお悩みの方にとって、とくにスギ花粉が大量に飛散するこの時期ほど憂鬱な季節はないはずです。花粉症は、スギ花粉などの異物から身体を守るための防御機能が過剰に働き、「くしゃみ・鼻水・鼻づまり」などのつらい症状を引き起こす病気(アレルギー)です。通常、花粉症は原因となる花粉の飛散時期が過ぎれば自然と症状が緩和されていくことが多く、「季節性アレルギー性鼻炎」と呼ばれています。 ところが近年、スギなどの花粉の時期が過ぎても他の花粉やハウスダスト・ダニの影響で、季節を問わず鼻炎症状を一年中起こす方も増えてきているとか・・・。 このような鼻炎(通年性アレルギー性鼻炎と呼ばれています)の場合、とくに日頃の生活環境をじっくりと見直してみることが改善の秘訣です。 そこで、今月は「つらい鼻の症状を長引かせないための日常生活のポイント」をご紹介します。 ○鼻炎症状の改善に、自律神経のバランスを整えましょう! 人間は自律神経(交換神経と副交感神経)によって、身体のさまざまな働きが調節されています。 例えば、鼻では交感神経が鼻粘膜を流れる血液の量を、副交感神経が鼻粘膜からの鼻汁の分泌を調節し、この自律神経のバランスによって、うまく鼻の機能が保たれています。 しかし、ストレスや不規則な生活習慣によって自律神経のバランスが乱れると、鼻の機能にも悪影響を及ぼし、鼻炎症状を引き起こしやすくなります。都市圏に花粉症が多いのは、このことと無関係ではないのかもしれません。 そこで、日頃から次のようなことに注意し、鼻炎を起こしにくい身体づくりを心がけていくことが大切です。 ○ストレスはこまめに解消! 精神的なストレスを受け続けると、自律神経のバランスが崩れ、鼻粘膜からの鼻汁の分泌が低下してしまいます。このような状態が続くと、鼻の粘膜の表面が乾燥してしまい、花粉などの異物が粘膜の中に簡単に侵入するようになり、鼻炎を起こしやすくなります。趣味や運動などでストレスを上手に解消し、自律神経のバランスを崩さないことが大切です。 ○睡眠は充分にとるようにしましょう! 交感神経は起きている時に、副交感神経は寝ている時に主に働きます。ところが、睡眠不足になると、身体に備わっている体内時計のバランスが乱れ、交感神経と副交感神経のバランスが崩れやすくなります。鼻粘膜における鼻汁の分泌機能を正常に保つためにも、睡眠時間は充分に確保することが大切です。 ○お酒の飲み過ぎには要注意! ![]() 鼻粘膜の血流は交感神経によって調節されていますが、お酒を飲み過ぎると交感神経の働きを麻痺させ、鼻粘膜の血液循環を悪くさせてしまいます。そうすると、鼻の粘膜が腫れて鼻づまりを起こしたり、鼻粘膜に栄養や酸素が充分に行き渡らず、鼻粘膜環境の悪化に繋がります。鼻粘膜の血流を良くするためにも、お酒の飲み過ぎには注意しましょう。 ○胃腸機能を整えましょう! 胃腸の働きは、自律神経によって調節されているので、逆に胃腸機能に負担がかかると、自律神経も影響を受けてバランスを崩しかねません。自律神経に負担をかけないためにも、胃腸機能を整える食生活を送るようにしましょう。 漢方には「陰陽五行説」という考え方があり、この中でも鼻の病気がなかなか治らない時は、「胃」をいたわることがポイントと考えられています。食べ過ぎは控え、規則正しい食事を心がけてください。 |
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